漢方について

漢方=体質改善?

「漢方」と聞くと「体質改善」と連想する方がいるかもしれません。 確かに体質改善のために漢方を服用することもありますが、もともと漢方薬は急性・慢性を問わず病気を治すための手段で、特に西洋医学的に診断がつかないような症状の治療に力を発揮します。

漢方は服用してもすぐには効かないもの、なのでしょうか?

「漢方はゆっくり、じんわりと効いてくる、逆にすぐには効かない」などと誤解されがちです。しかし風邪や急性胃腸炎、ぎっくり腰等、急性の病気で漢方薬は使い方によっては実に素早く効きめを現わします。 大抵の慢性病に対しても、その人に合う漢方薬を処方した場合には、早ければ1週間から2週間くらいで効果が現れることが多いようです。

自分に合う漢方をみつけることは難しいのでしょうか?

慢性の症状の場合、その人に合う漢方薬が初診ですぐ見つかる確率は、名医と呼ばれる漢方医でさえも約3割
程度しかないと言われます。このように治療薬の選択はなかなか難しいものですが、みやざわクリニックでは最適な治療薬が初回で決まるように、きわめて高い目標を設定しています。その目標に向けて正しい診断への努力と、日々の精進を重ねています。
一人ひとりの方、それぞれの症状に合った漢方薬をみつけるのは漢方のプロの仕事ですからおまかせ下さい。しかしそのためには、症状を患者さんの口からお聞きする以外に詳しい問診や診察が必要ですので、是非ともご協力をお願い致します

漢方だから副作用はない、と考えてよいのでしょうか?

一般的に西洋薬に比べて副作用の出る確率がずっと低いことは確かです。また習慣性もほとんどありません。しかし薬である以上、漢方薬でも副作用が現れる可能性は当然あります。漢方薬を使い慣れた経験豊富な医師であれば副作用についての知識は当然心得ています。患者さんにとって漢方薬服用のメリットがデメリットを上回るよう常に考えたうえで、服用前後の血液検査の必要性などについても判断しています。

どんな漢方薬を使うのでしょうか?

保険はきくのでしょうか?

漢方薬の服用方法は難しいのでしょうか?

当院では基本的に漢方薬をのみやすい顆粒にした「エキス製剤」を使用します。 また、健康保険がきく漢方薬だけを使いますのでご安心下さい。
さらに必要に応じて西洋薬の併用を患者さんと相談の上で考慮致します。
*症状・疾患によっては健康保険が適用されない場合もありますのでご理解をお願い致します。
*薬は基本的に院内処方で、窓口でお渡ししますが、一部の薬は院外処方(窓口で処方箋を渡して薬は薬局で処方してもらう。)
になりますのでご了承下さい。
*漢方薬の最大の効果を引き出すために、服用法、服用時間等にはこだわっています。服用方法については、
診察室での医師の説明を優先して下さい。